PASTOR BLOG 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

2015.10.06

母の遺言

 

今からおよそ200年前の10月5日一人の有名人の母が

天に召されました。

 
 

「米国の第16代大統領となったアブラハム・リンカーン(1809~65)が

まだ幼いときのことだった。彼の家は貧しく、小さな丸太小屋に住み

着たきり雀の鹿皮の下着のまま、わらぶとんに寝っころがるような生活をしていた。 

けれども母のナンシーは、そんな貧しさに負けないで、

人間にとって一番必要なのは物質ではないということを 

まだ幼い二人の姉弟に教えていた。 

アブラハムが9歳のとき、彼の愛する母はマラリアにかかってしまった。

彼女は、いよいよ神様のみもとに召される時がきたことを悟り

アブラハムと姉サラを枕元に招いた。信仰深い母は、やせ衰えた手でアブラハム

の手を取り、頭を撫でながらこう言った。

『お前に これから最も大切にし そして 実行してもらいたいことがあります。

これは聖書の教えですが お母さんの願いでも あります。
 
神様を信じなさい。 そして正直に生きなさい。

お父さんを助け 姉さんと 仲良くし 隣人を愛しなさい。』

これを遺言として、母の魂は彼女の信じるイエスのみもとに召されていった。

1818年10月5日 母ナンシー35歳 姉サラ12歳のときのことであった。」

(キリスト教例話集Ver,4より)

 
 

私の母も昨年94歳で天に召されました。

*「召される」とは英語で”Calling” つまり神様に呼ばれたのです。

クリスチャンでも死別は悲しいことですが絶望ではありません。

天での再会があると聖書に約束があるからです。