お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2015.10.13
16年前の1999年10月12日は北海道が生んだ
著名な作家・三浦綾子氏が天に召された日です。
みなさんは三浦綾子氏の作品をお読みになった事はありますか。
私が最初に読んだ本は「光あるうちに」でした。
20歳の時、デンマークに留学する直前に大学の生協の本屋で
そのタイトルに惹かれ購入し一気に読んでしまったことを思い出します。
大変感動した事と同時に深く自らの罪を示され、当時の友人に対し
過去にしたことの失礼を詫びるために出向き謝罪したことを覚えています。
その後デンマークへ渡り、しばらくして教会へ行き、信仰を持ち
洗礼を、Dorf教会という小さな教会で受けました。
私がクリスチャンになる大きなきっかけを与えてくれたのがこの本でした。
40年以上前に購入した「光あるうちに」を今も持っていますが、唯一
傍線を引いている箇所がありました。
”「人間は必ずいつか、何か原因で死ぬ者なのだ」死なない人は一人も
いない。王でも乞食でも金持ちでも貧しい人でも、有能でも無能でも
健康でも病弱でも一人残らず死んでいく。
カトリックの修道院では「人間は死ぬ者であることを銘記せよ」という意味の
言葉が、挨拶の言葉だと聞いたことがある。人間が死ぬ存在であることを
本当の意味で知っている人こそ 本当に生きる人であろう。”
(P.8)。
皆さん一読をお勧めします!