お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2015.11.30
ローズガーデン クライスト教会でもクリスマスツリーの飾りつけが
終わりました。是非皆さん暖炉のあるエントランスとユース礼拝堂に
ありますので見にいらしてください。
さてこのクリスマスツリーの起源は諸説あるのですが次の話が有力です。
今からおよそ1300年前の722年の12月24日。
英国生まれの宣教師ウィンフリッド師がドイツのゼクセン地方に伝道旅行をしていた時のこと。
暗い森の中、火を燃やし冬至祭の儀式をしている人々に出会いました。
大きな樫の木をとりまき、その木に宿る雷と戦いの神”トール”に馬を生贄として
毎年捧げるのでしたが、その年は大不作と伝染病に村中が見舞われたのでトールの
神の怒りを鎮めようと何と子供を生贄として捧げようとしていたのです。
その一部始終を見ていたウィンフリッド宣教師は斧を持ってこさせ何とも大胆に
その樫の木を切り倒してしまいました。
「これはただの材木です。ここに神など宿っていません。馬や人間を生贄に捧げることなど
以ての外です!」と叫びました。後にウィンフリッド宣教師は聖書を通して正しい教えを
説き村民はこのような迷信から解放されました。たまたま切り倒した木の傍らに
小さなもみの木の若木があり、村民たちは迷信から解放された喜びの印として、もみの木をそれぞれ
家に持ち帰り記念として美しく飾ったそうです。ウィンフリッド宣教師からクリスマスの真の意味を
知った村民たちは毎年クリスマスに家庭でもみの木を飾り、やがてその習慣がドイツ中に
そしてヨーロッパ、全世界へと広まって行ったのです。
21世紀の今日でもいろいろな迷信に縛られている人がいますね。