お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2016.02.29
3月がやってきましたね。私の暦では3月からが”春”です。
雪が降ろうが真冬日が続こうが
誰が何と言っても” SPRING HAS COME ” なのです。
「もうこっちのもの!」という感じです。
後は静かに楽しみながら雪解けを待っていればいいのです。
さて話は変わりますが先日教会で5年前に天国に
召された方の召天記念礼拝が行われました。
とても心温まる希望に満ちた礼拝式でした。
その時も語ったのですが皆さんは「千の風になって」という
歌をご存知かと思います。
♪ 私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません。
眠ってなんかいません。千の風に 千の風になってあの大きな
空を吹き渡っています・・・♪
この歌は新井 満氏という方が作詞作曲をされたのですが
原詩は1932年にメアリー・フライ(1905~2004)という
一人のアメリカ人女性が作ったものです。
タイトルは”DO NOT STAND AT MY GRAVE AND WEEP”です。
1932年にフライさんの親友がドイツからアメリカに渡って来ました。
ドイツ系ユダヤ人でドイツ国内にファシズムの音が聞こえてきた時代でした。
その親友のお母さんは老齢のため又本人の希望もありいっしょに
アメリカに来る事ができずにドイツに残りました。その後手紙や大使館に
問い合わせても音信が途絶えてしまいました。そしてしばらくしてお母さんの
死亡の知らせが伝えられたのでした。その親友の女性は悲しみに沈み、
毎日毎日泣くばかりだったそうです。何と言っても墓前でサヨナラの一言も
言えなかった自分自身を責めていたそうです。その事を知ったフライさんは
とっさにこの詩を書き親友に贈ったのです。
歌は「千の風になって」とですがユダヤ的に解釈しますと「千」は「無数の」と
いった意味があり「風」は「霊」とも解釈できるのです。
お母さんの肉体は死んだかもしれないが霊は生き続けていることを親友に
伝えたかったのでしょう。
ところであなたは死の向こうに希望と確信をお持ちでしょうか。
『わたしは よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は 死んでも生きるのです。』
今月27日(日)午前11時30分から礼拝堂でイエス・キリストの復活を覚える
イースター礼拝が行われます。どなたでも歓迎いたします!