お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2016.05.02
毎年五月の第二週は母の日です。
今や我が国の年中行事となりカーネーションが母親に贈られます
デパートなどでもプレゼントの品物で飾られますね。
この母の日の発祥はアメリカです。
ウエスト・ヴァージニア州ウエブスター市の教会で26年間
日曜学校の教師を務め 多くの子どもたちを育てた
M・ジャーヴィスさんが天に召されました。
そしてその葬儀の時に 娘さんのアンナさんが
母親の好きだった花のカーネーションを飾り 参列者にも配り
母への感謝を表しました。
これを見た参列者の感動の輪が広がり
当時アメリカの百貨店王といわれたクリスチャンの実業家J・ワナメーカー氏が
1908年五月の第二日曜日を母の日として守ることを提唱、
これに合衆国議会も賛同し アメリカ全体に広まり
その後1914年に国民の祝日となり世界中に広まって行ったのでした。
聖書に「あなたの父母を敬え」という教えがありますが
本当に大切なことだと思います。
なぜなら良く言われるように「親孝行したい時には親はなし」なのです。
私の母は一昨年94歳で天に召されました。
四国の松山に一人で暮らしていましたが
幸い天に召される時 札幌から駆けつけることができ
最後の感謝の言葉を病床で一時間くらい話すことができました。
本当にやさしい母で
怒った顔は小学生の時やんちゃをして、二度ほど見ただけでした。
今でも結婚式の時 カッチーニのアヴェ・マリアが流れる時
母のことを思い出すことがあります。
生前自分のできる限りの親孝行はしたつもりです。
ですから心からお願いいたします。
「あなたの父母を敬い親孝行をしてください!」