PASTOR BLOG 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

2016.10.24

勝利者

 

リオ オリンピックが終わり早2ヶ月が過ぎました。

皆さんは今から32年前に開催されたロスアンゼルス オリンピックの

女子マラソン選手 アンデルセンさん(スイス)のことをご存知でしょうか。

長いレースを走り終え トラックに入って来たものの

脱水症状でフラフラになりながらゴールを目指している姿

決して棄権せずギブアップしないでヨロヨロ歩きながら

転び 立ち上がり また歩き続ける彼女の姿に世界中が感動しました。

さて話は変わりますが何年か前にTVで

「誰も知らない泣ける歌」という番組が放映されていました。

そこで一人の牧師が「勝利者」という歌を歌いました。

”何が苦しめるのか 何が喜びを奪い去るのか

心の中にはいつでも嵐のような戦いがある

勝利者はいつでも苦しみながら それでも前に向かう

君がつまずいた時 失望の波にもまれた時

君は一人でいたんじゃない

君を支えていた誰かがいた

勝利者はいつも傷つき悩みながら それでも前に向かう

どんな力も神の愛から君を離すことなどできない

勝利者はいつでも苦しみ悩みながら それでも前に向かう

勝利者はいつでも 傷つき悩みながら

それでも前に向かう それでも前に向かう”

この曲を作曲し歌ったのは小坂 忠という方でした。

1969年21歳の時 ロックバンドを結成し人気を博します。

しかしその後の人生は実に様々なことが起こり挫折してしまいます。

娘さんが赤ちゃんの時 大火傷をしますが

奇跡的な癒しを経験し

そのことをきっかけにクリスチャンとなり後に牧師となりました。

多くのゴスペルを作曲し歌ってきましたが

何しろクリスチャンの少ない日本ですから

かつてのように注目をあびることもなく

逆に昔の仲間が活躍している姿を見て

これで良かったのだろうかと

一抹の不安と寂しさを感じていたそうです。

そんな時 上記のアンデルセン選手の姿を偶然TVで観て感動し

一気に「勝利者」という曲を作ったそうです。

「一位を獲るために走るんじゃない

金や銀や銅じゃなくてもいい。これが人生だ。

彼女の姿を見て ヒット曲のために歌うんじゃない。

一人の人の心に感動を与えられたら

それは大ヒットだと思った。」と小坂牧師は語っていました。

お聞きになりたい方は

You Tube「小坂 忠 勝利者 誰でも泣ける歌」で。