お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2016.11.14
私たちの教会は新改訳聖書を用いています。
*日本語聖書にも色々な訳があります。
翻訳は新改訳聖書刊行会で発行は
「いのちのことば社」というキリスト教出版社です。
この会社のパンフレットに次のような文章がありました。
「1950年春 当時TEAM*宣教団体の総主事であったT・Jバック師が来日した。
宣教師総会の席上で バック師は自らの証をされた。
”私が17歳の時でした。
コペンハーゲンの町を歩いていると一枚のトラクトを手渡されました。
見るとキリスト教のパンフレットです。私はその場で丸めて捨ててしまいました。
ところが その時トラクトをくれた女性が
涙を浮かべてそれを拾っているのに気が付いたのです。
この私のために涙を流してくれる人がいる・・・。
一瞬 驚きに似た熱いものが胸に込み上げてきました。
なぜあの人は私のために泣いているんだろう・・・。
私は捨ててしまったトラクトを拾いに行きました。
今の日本人が最も必要としているのは
この私の経験ではないでしょうか。」
後にバック師は宣教師になり我が国へとやって来られたのです。
1950年10月東京の中野区にキリスト教出版社が誕生しました。
今日聖書を自由に手にすることができるのは
一枚のトラクトから始まったわけです。
社名はピリピ2:16
「いのちのことばをしっかり握って
彼らの間で世の光として輝くためです」から命名されました。
実は私の妻も若き日に一枚のトラクトを通して教会に導かれ
信仰を持ち洗礼を受けました。
それがなければ私との出会いもなかったわけです。
今 思うと感謝なことです。
教会にもいくつかのトラクトが用意されておりますので
欲しい方は遠慮なくお持ち帰りください。