お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2017.11.20
「想い出のサンフランシスコ」という歌ご存知ですか?
私の好きな昔の歌です。
さて今から37年前 私に妻を紹介してくださり
結婚式の司式をしていただいたフィリッピン人の宣教師先生と
35年ぶりに再会するために先週サンフランシスコに行って来ました。
昨年のデンマークへの弾丸旅行のようでした。
M先生は現在89歳 奥様は85歳 お二人とも体調は芳しくなく
お元気なうちにということで急遽出掛けました。
もしかしたらベッドに寝たきりかと思っていましたが
何と両先生とも車いすで空港に迎えに来てくださいました。
しかも到着予定時間よりも2時間近くも前に来れ
私たちの到着を待ち望んでいらしたようです。
私がデンマークから帰国後初めて行った教会で
本当に心優しく私を迎え入れてくださるご夫妻でした。
いつも訪ねる度に「おいで入って入って」と
家に招き入れてくださるご夫妻でした。
奥様はふくよかな方でしたがご病気ですっかりやせ細ってしまいました。
歌が大好きでフィリピンで音楽の道を志したかったのですが
経済的に許されず宣教師の道を歩むことになりました。
暖かな国から寒い所に 難しい日本語を学んで色々とご苦労をされました。
教会では歌や子供たちへの日曜学校 料理クラスと活躍されました。
家内は今もレシピを持っていて時々習ったフィリピン料理を作ってくれます。
37年前の私たちの結婚式の中で特別賛美(独唱)をしてくださいました。
私たちはサプライズでしたので大変感動しました。
実はローズガーデンの結婚式の中で誓約書署名の時
6名の聖歌隊が歌ってくださっている曲がそれです。
*Wedding Hymn
先生は日本統治下かなりひどい目にあったそうです。
しかし神様の愛で日本人を愛し宣教師としてお働きになりました。
何といっても妻を紹介してくださったのですから”命の恩人”です。
ホテルへ向かう車の中でみんなで日本語で賛美の歌を歌ったことが
今回の旅行の最大の感動でした。
お二人は35年たっても日本が大好きで昔歌った歌が忘れられなかったのです。
その晩娘さんたちと共に食事をし談笑しました。
お二人の健康上の理由で今回お会いしたのはその時だけでした。
まさしく最後の晩餐となったわけですが本当に再会できて良かったです。
次の日からはゴールデン ゲート ブリッジや
ファーマーズマーケットなど市内を観光しました。
最後の日はグレース大聖堂を見学しに行きました。
1849年のゴールドラッシュの年に建てられ
1906年の大地震と火災で破壊されましたが再建されました。
1954年にあのマリリン・モンローが結婚した教会としても知られています。
私は人と人との出会いの背後には不思議な神様の御手があると信じています。
「人生は出会いで決まる」と良く言われますが本当に人と人の出会いは大切です。
フィリッピン人宣教師先生ご夫妻との出会いがなければ妻との出会いもなく
二人でローズガーデンでのミニストリーもすることもなかったわけです。
どうぞ皆様人生の出会いを大切にしてくださいね。
(ご案内)
サンフランシスコの教会の隣の売店で二つの指輪をモチーフにしたコインを購入しました。
ローズガーデンに取りに来てくださる方に限り先着20名にプレゼントいたします。
お申し込み先は011(522)0151 児玉さんまで