お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2017.12.18
今年は3日の日曜日から「アドベント」に入りました。
昔 教会学校の子どもから「変な弁当」と言われたことがありますが
アド弁ではありません。
ラテン語から来るもので「~に向かって接近する」 「到来する」
「待ち望む」といった意味があります。
そういえばデンマークにいた時 よく日常会話の中で”vente lidt”(ベント リッツ)
=「ちょっと待って」と良く使っていました。
ラテン語の影響力ってすごいですね。
このアドベントは6世紀くらいからクリスマスを待つ準備期間として
教会に取り入れられました。
ローズガーデンのユース礼拝堂にも3日から
毎週一本ずつキャンドルに火を付けていますが
24日には四本のキャンドルに火が灯るわけです。
教会ではエントランスでもユース礼拝堂にも
クリスマスツリーが飾られています。
このクリスマスツリーの起源は十五世紀頃ヨーロッパで始まりました。
ドイツではそれまで樫の木には雷と戦いの神々トールが宿ると信じられていました。
そしてその神々の怒りを鎮めるために動物などの生贄が捧げられていました。
しかし一人の英国人宣教師の働きによって
聖書の教えが村々に伝わり迷信的なことが止んだそうです。
そしてその代わりに教会や家庭で樅の木が飾られるようになったのです。
ところでもうすでにご存知かと思いますが
12月25日はイエス・キリストの誕生日ではありません。
冬至の季節にローマでは太陽を祭っていました。
ローマ皇帝コンスタンティヌスがクリスチャンとなり
太陽を拝むのではなく聖書にある「義の太陽」である
イエス・キリストの誕生を記念する日と制定されました。
このコンスタンティヌス帝はイエス・キリストが復活された日曜日を休みの日としました。
多くの奴隷が助かったと思います。
我が国が日曜日が休みとなったのは戦後ですね。
一人の人間の回心*神に立ち返ることによって歴史や習慣が大きく変わるものですね。
私も今から43年前にこの回心を経験しました。
そして物の見方や人生観が大きく変わりました。
あの回心がなければ牧師になることも妻と結婚することもローズガーデンもなかったと思います。
2017年のクリスマス そんなことを考えています。
24日のイヴ礼拝17時30分~です。
あなたのお越しを心からお待ちしています。