PASTOR BLOG 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

2018.04.03

イースター

日曜日はイースターでした。

イエス・キリストの復活を覚え祝う日でした。

325年ニカヤという所で行われた教会会議で

春分の後の最初の満月の次の日曜日をこの日と定められました。

3月31日はフルムールでもありブルームーンでしたね。

イースターエッグを毎年参加者に配るため妻は早朝に起き

200個近いイースターエッグを作りました。

古くドイツの村で疫病が発生し多くの人々が亡くなりました。

残された子供たちに何とか希望と慰めを与えたいと

村の教会で鶏の卵に絵を描いてあちらこちらに隠し

一斉に子供たちに探させるゲームをしました。

勿論子供たちは大喜びです。

現代のスーパーで売っている安価な卵ではありません。

当時は貴重な食糧でありタンパク源でもあったわけで

子どもたちは笑顔で必死に探したわけです。

それが今日のイースターエッグの名残だと言われています。

一昨日は午前の礼拝には町内会のご家族様や

丁度 一年前に結婚式を挙げられたご夫婦が来られ感謝でした。

夕方からのコンサートに私も出席しましたが

改めて聖歌隊の方々の歌唱力のすばらしさに感嘆しました。

先日ブログにも記しましたが私のとても親しかった牧師先生が天に召されましたが

先日奥様から写真が送られてきました。

その写真を見て感動しました。

介護されておられる時の奥様の顔は

天使のように微笑 輝いておられました。

召された時の写真は夫の牧師先生に寄り添い

添い寝され手を合わせてお祈りをされている姿でした。

こんな美しい夫婦愛の姿の写真を私は見たことがありません。

教会付属の体育館で召天式は執り行われましたが

多くの方々が参列されていました。

集合写真は皆さん笑顔でした。

「悲しいが絶望ではない」からでしょう。

先生は召される三週間程前に

ご自分の葬儀に来れれる方のために挨拶分を書き当日配布されました。

以下一部掲載いたします。

「本日は私の葬儀のためにご参列くださって

ありがとうございます。

私がこの町に来て46年間が過ぎました。

私はこの町が大好きです。

そして この46年間の中でこんな私のために

親しく長くお付き合いくださった方々に心から感謝します。

私がこの町に存在した理由は 

ただ主イエス・キリストの福音を伝えることです。

充分にその使命を果たしたとは思っていません。

しかし その使命に生きてきたことは事実です。

現代の男性の平均寿命までは到達してませんが

71年間生かされたことはとても感謝です。

(中略)

もし わたしのことを思い出す機会があったら 

このことをしっかりと心に留めてください。

そして私の死を決して泣かないでください。

私は一番すばらしい 死もなく 苦しみ叫ぶこともない

天の御国に行くことが定められています。

残される者にとっては悲しみですが

でも 私は一番素晴らしい所に先に行って

皆様との再会を待っています。

これが私の皆様への最後のメッセージです。

聖書の神様の約束は決して私たちを裏切ることはありません。

心からこのことを信じることをお勧めします。」

イースターそれは復活の希望です!