PASTOR BLOG 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

2018.06.25

不安・恨み・怒り

①不安

現代は不安の時代といっていいでしょう。

皆さんは占いを信じていらっしゃいますか。

以前本屋に行ったら 一人のご婦人が

占いの本をまとめて5、6冊買い求めておられました。

私は占いに関してはまったくの無関心なのですが

意外とその日の運勢によって行動を左右されている人が多いと聞きます。

景気や自然災害や犯罪の多発など世の中には不安材料が沢山ありますし

そのようなニュースや情報がリアルタイムで今日 

目から耳から入って来る時代に私たちは今生きています。

ついついそれらの影響を受け不安が増殖してしまうのは理解できないわけではありません。

あなたはいかがでしょうか。

②恨み

あなたは現在どなたかを恨んでいますか。

今までの人生を振り返りあの人 この人

親 兄弟 夫 妻 かつての友人・・・・・。

もしあなたが今も恨みを持ち続けているならば

あなた自身も人から恨まれる人になってしまう可能性があるのです。

ヒットラーは第二次世界大戦中に六百万人とも七百万人とも言われる

ユダヤ人の殺害の指導をした人物として知られています。

非常に残酷で非常な人物に見えますが 

なぜそれまでの人になってしまったのでしょうか。

彼は幼少の頃 父は実業家として非常に忙しく

ほとんど家にはいなかったようです。

そのころヒットラーの母親は隣に住んでいたユダヤ人の

男性と不倫の関係にあったそうです。

ある時少年ヒットラーはその現場を目撃し

それ以来成長するにつれて彼の心にユダヤ人に対する強い

憎しみと恨みと復讐心が蓄積されていきました。

やがて権力を握った時にそれが爆発しユダヤ人全体に復讐を実行していったのです。

最後にはヒットラー自身も自殺してしまいますが

それだけ恨みは破壊的な力が強いのです。

恨みや憎しみがあるうちは本当の意味で幸せにはなりません。

前に進みません。それどころかファミリーチェーンとして

次の世代の人(子供たち)にまで連鎖してしまうことがあり得るのです。

あなたはいかがでしょうか。

③怒り

最近腹を立てたことがありますか。

私はあります。

怒りや憤りは人間関係に亀裂を生んでしまいます。

そして一度亀裂が生じるとそれを修復することは中々難しいものです。

ある人の所に一人のご婦人が訪ねて来られ

「夫と毎日のように口喧嘩をしてしまいます。

もうこれ以上夫と一緒に暮らしていくことはできません。

どうしたらいいでしょうか」と悩みを正直に告白したそうです。

相談を受けたその人は「今度あなたが夫と喧嘩しそうになったなら

台所へ一人行きコップ一杯の水をゆっくり飲みなさい」とアドバイスされたそうです。

ご婦人はさっそく実行されました。そして不思議なことが起こったのです。

怒るのが遅くなったのです!

上記の①~③の問題解決に役立つ

聖書の言葉を記します。

①「あなたがたの思い煩いを一切神に委ねなさい

神があなたがたのことを心配してくださるからです」

②「また立って祈っているとき誰かに対して恨み事が

あったら赦してあげなさい。そうすれば天におられる

あなたがたの父(神)もあなたがたの罪を赦してくださいます」

③「愚かな者は怒りをぶちまける。しかし知恵ある者は

それをうちにおさめる」