お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2018.07.02
先日我が家の愛犬 黒ラブのナナが亡くなりました。
推定12歳でした。
と言うのも8年前丁度ローズガーデンクライスト教会がスタートした時に
オホーツクの街からある方の紹介(懇願)で
我が家に突然やって来たのです。
元々飼っていた方が病気で入院し
誰も引き取りてがなく保健所で殺処分になるということでしたので
急遽我が家にやって来たというわけでした。
私自身は幼い時から犬と一緒の生活で
今まで何匹もの犬と生活してきました。
結婚し次女が産まれた時から盲導犬協会のボランティアとして
パピーウォーカーを始めました。
2匹は盲導犬として活躍し一匹は試験に落ちて
そのまま我が家の犬となりました。
教会には色々と悩みのある方や疲れている方が来られますが
その犬によって多くの人が癒されたと思います。
その犬は14歳まで生きましたが
その後にナナがやって来たというわけです。
犬はすべて可愛いですがラブは盲導犬や介護犬として活躍するように
非常に人間の心の動きに敏感です。
この8年間教会の働きが忙しく疲れて帰って来た時も
真っ先に玄関まで迎えに来てくれて
毎回私の頬に口づけ*ペロリ してくれたものでした。
どれだけ慰めと励ましをナナから受けたかわかりません。
朝と夜に裏庭で投げたボールを駆け足で拾って来るのが楽しみの時間でした。
ラブでも狩猟犬のラインですので走るのが大好きなのです。
温和な性格で他の人を威嚇したり無駄吠えしたりしたことは一度もありませんでした。
ナナが以前いた環境がかなり厳しい環境だったようで
我が家に来た当初は頭を撫でようとすると怖がったりしていましたが
少しづつ我が家の一員となっていったようです。
普段はソファーでお腹を出して寝ているのですが
ミカンが大好きで*本当はあげてはいけないのですが
前の飼い主からもらっていたようで私がミカンの皮をむくとサッと起き上がり
「一つ頂戴」とやって来たものでした。
以前から「ラブは食べ物を食べなくなったら終わりだね。」
と家内と話していましたが本当に先月末突然全く食べなくなってしまったのです。
獣医の所に連れて行ったところ肝臓の大きさが通常の半分で
*生まれてから成長期までの栄養不足が考えられる。
腫瘍も見つかりました。
それから四日目の早朝5時家族全員に見守られ旅立っていきました。
大型犬は寿命が短いです。
それだけ家族の一員としての存在感がとても大きいです。
なぜ世はペットブームなのでしょうか。
それは彼らは決して飼い主を裏切らないからだと私は思います。
原罪のない動物は天国にもいると信じています。
しばらく淋しさはありますが沢山の思い出に感謝して
前に向かって歩んで行こうと思っています。