お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2018.07.17
・「はじめに神が天と地を創造された」
(旧約 創世記1:1)
私たち日本人は知らず知らずのうちに
因果応報的な考え方をしてしまいます。
つまり人の行いや考えの善悪に対して
必ずそれに応じた結果があるといった考えです。
「こうなっちゃたのは あれをしたからだ」と。
あなたはいかがでしょうか。
親から「そんなことをしたら罰を受けるよ」と
戒め育てられた人もいるかもしれません。
またその親 特に父親と”父なる神”を重ねてしまう傾向があります。
父親が権威主義的で恐ろしく
真に愛されたことのない人は ”父なる神” に対しても
そのような先入観を持ってしまうことがあるのです。
上記の聖書の最初の言葉が語るように
神は創造主です。
無から有を生み出した方であり
私たちにいのちを与えてくださった方であり
あなたを愛してくださっている方です。
あなたを今日も生かし 人生に目的と使命を与えてくださる方です。
私は21歳までこの方を知らずに自己中心的に生きていました。
まさしく”己が神”だったのです。
日本を離れ北欧デンマークへ行き片田舎の農村で信仰を持ちました。
おそらく日本に居たら面白いこと楽しいことのみを
追求する生き方をしていたでしょう。
創造主なる方に人生の土台を据えることができたこと
このことこそ人生最大の出来事でした。
「確かに 神は私たち一人ひとりから遠く離れてはおりません」
(新約 使徒17:27)
昔 南米ブラジルの東北海岸に一艘の船が漂っていました。難破船です。
そのような状態が何日も続き やがて飲料水もなくなり
暑い熱帯の太陽の下なお漂い続けていました。
ついに弱り果てた船員たちはデッキの上に横たわり
舵を取ることさえできなくなってしまいました。
もう助かる希望がなくなってしまったある夜
何と一艘の船が近づいて来たのです。
それを知った一人の船員は力を振り絞って大声で
「助けてくれー 水 水 水をくれー。俺たちは死にそうだー」と叫びました。
すると近づいてきた船の船員は
「下にある水を汲み上げろー!」と叫び返しました。
「何を言うかー 海水を飲めるわけないだろー」と
これまた叫び返しましたが 何回も「水を汲み上げるんだ」と言うのです。
バケツを降ろして言われるままに最後の力を振り絞って
汲み上げる作業を船員はしました。
そしてその結果に皆驚いたのです。何と真水だったのです。
船は漂流し いつの間にか海からアマゾンの河口を漂っていたのです。
船員たちは絶望感に心が支配され 船が河口に入ったことに気が付かなかったのです。
あなたはいかがでしょうか。
創造主なる神があなたの近くにおられることに気が
付かれていらっしゃいますか。