お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2018.10.09
収穫の秋です。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
ということわざがあるように人格者ほど謙虚
謙遜であると言われています。
ノーベル賞を受けた方々もそのような方が多いと思います。
さて聖書の箴言にはこの謙遜な生き方への
勧めの言葉が満載されています。
・「主(神)を恐れる(敬う)ことは知恵の
訓戒 謙遜は栄誉に先立つ」(16:33)
・「人の心の高慢は破滅に先立ち
謙遜は栄誉に先立つ」(18:12)
・「へりくだりと主を恐れることの報いは
富と誉といのち」(22:4)
要するに幸いな人生を送る究極的な
秘訣は創造主(いのちを与えてくださった方)
を敬い謙遜に生きることだと語っているのです。
逆に破滅的な人生を送る人の前には心に
”高慢さ”が必ずあると警告されているのです。
あなたはいかがでしょうか。
謙遜な生き方は必ず具体的に人々の
交わりの中で表されます。
皆さんの家庭 親戚 職場 ご近所 友達 学校・・・
色々な人がいると思います。
そこに高慢な人が一人いるだけで雰囲気が
悪くなるものですね。
私たち人間の持つ悪い性質の中には
人の欠点や弱点を指摘し喜ぶ傾向があります。
そしてそれは非常に簡単なことでもあるのです。
ある人が「人を批判し人差し指を相手に向ける時
その指の先をまげて自分の方に向けてごらんなさい」
と言っていました。
人を欠点を指摘する前に自らを問えということです。
ゴシップや噂話は幼稚園から老人ホームまで
どこでもありますね。
教会にいらしている方がある老人施設で
働かれていますがそれはそれは大変だと
言っておられました。
あなたの周りはいかがでしょうか。
ペテロというイエスさまの弟子は次のように
手紙で書き送っています。
「最後に言います。みな 一つ思いになり
同情し合い 兄弟愛を示し 心の優しい人と
なり 謙遜でありなさい」(手紙1 3:8)
「~みな互いに謙遜を身に着けなさい」
(同5:5:)
さて何事にも生きていく上で誰かの影響と
いうものを受けるわけです。
親 先生 先輩 友達・・・
理想 目標 モデルとなる人物がいて
その人から学ぶわけです。
まさしく”学ぶ”ということは”真似る”ということです。
誰でも生き方を”真似る”のです。
イエスという方は王宮ではなく馬小屋
*正確には洞窟と言われている。
で誕生し生涯しもべとして人々に仕えられました。
十字架に架けられる前はまもなく逃げ去って行く
弟子たち全員の足を洗われました。
これは当時奴隷のする仕事でした。
私は知らず知らず高慢になってしまうことが
多々ありますがいつも原点はそして生き方の
モデルはイエスという歴史上に存在された方です。
自らを反省しこの方を見つめ見上げて生きていきたいと日々願っています。