お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2018.11.06
ピーター・フォスターの妻
皮肉なことに 私たちの自己評価は
往々にして他人に左右されます。
第二次大戦中 英国空軍に
ピーター・フォスターというパイロットがいました。
フォスターは当時ハリケーンという
構造上欠陥のある戦闘機に乗っていました。
ハリケーンは燃料管が操縦席の
真横を通っていたので 直撃されると
パイロットが脱出する前に操縦席が
火に包まれてしまったのです。
そのため 多くのパイロットが
焼けただれた顔を整形するために何度も
手術を受けなければなりませんでした。
フォスターもそうした不運なパイロットの一人でした。
しかし 彼には家族と婚約者の愛がありました。
彼の婚約者は「顔の皮膚以外は
何も変わりはないじゃない」と彼に告げ
二人は二年後に結婚をしたのです。
彼は自分の妻についてこう言っています。
「妻は私の鏡となって 私に自信を与えてくれました。
私が妻を見ると 彼女は優しく
ほほえみ返してくれます。
それで自分は大丈夫なのだと思えるのです。」
これこそ 結婚のあるべき姿でしょう。
夫婦というのは 互いに心から称えあうべき間柄なのです。
その結果 夫婦は互いの自己評価を高め合い
多くの欠点をも見過ごせるようになるのです。
*「家族のために」P.12
出版社の許可を得て掲載しています。