お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2019.01.22
・ある主婦には長年の悩みがありました。
それはご主人が”断捨離”をできないことでした。
いついつまでも昔買った もう何年も着ない
セーターとかシャツをタンスにしまっているのです。
学生時代のブレザーを今だ大切にしているのです。
ある日その主婦の妹さんが家に遊びに来た時
長年の悩みを妹さんに愚痴りました。
「ねえ聞いてよ家の旦那 本当に情けないんだから
いつまでもしわだらけのTシャツとか捨てないで
大切に保管してあるんだから~
本当に片付けられなく困っちゃうんだから~!」
それに応えて妹さんは微笑ながら
「お姉ちゃん良かったじゃない~!
お姉ちゃんも捨てられないわよ~!」
*離婚の理由に「性格の違い」がよく言われますが
そもそもその違いに惹かれていっしょになったわけですよね。
幸せな結婚生活を維持する大切なことは
”自分で相手を変えようとしないこと”です。
変えられないことを受け容れる広い心が与えられますように。
・韓国人牧師から聞いた話です。
ある牧師夫婦がいました。
日曜日の礼拝で夫の牧師は礼拝の中で
”愛”について語りました。
すなわち
「皆さん!本当の愛は寛容な親切な心です。
人をねたむことももなく高ぶることも
思い上がることもありません。
悪口も言わずやさしさを生活の中で実践するものです・・・」と。
次の日 教会へ行ってみると何と講壇
*礼拝堂の前にある壇
の周辺に家財道具の数々が置いてあるではありませんか。
何と強力な反発メッセージでしょうか。
そんな優しく愛を語るあなたとこの場所(礼拝堂)で
毎日生活したいわということでしょう。
愛ほど語るに簡単なことはありません。
愛ほど実践することに困難なことはありません。
地球の裏側の見知らぬ人に
「愛するブラジルの皆さん~」と言うことは容易いですが
今一緒に住んでいる人にやさしい言葉を投げかけられない・・・。
これが原罪をもつ悲しい人間の現実ですね。
私も礼拝堂に家財道具を並べられないように気をつけなければ・・・。
・人類最初の夫婦
エデンの園をアダムとエバが歩いていました。
エバがアダムに突然尋ねました。
「ねぇアダム あなた私のこと愛している?」
「うん愛しているよ」
「本当に本当に?」
アダムはぶっきらぼうに言いました。
「この園に君以外誰がいるの~」
その夜アダムが深く寝込んでいる時
エバはそっと起き上がりアダムの
肋骨を注意深く数え確かめました。
*「それで神はアダムをぐっすり眠らせ
彼の体から肋骨を一本取り出し そのあとをふさぐと
その骨で女(エバ)を造り 彼(アダム)の
ところへ連れて来ました」(創世記2:21,22LB)
この話ご理解できたでしょうか。
地球上にアダムとエバしかいないにも
関わらずなお疑念が湧いてくる ということです。
現代で言えば伴侶のスマホ・ラインチェックでしょうか。
いかがでしょうか。
男でも女でも”妬み”はやっかいなことです。
又お互いの信頼を裏切らないことが何よりも
結婚生活に大切なことだと思います。