お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2019.02.05
健全な夫婦関係の土台は
お互いのコミュニケーションだと言われます。
ただしこれは何でもあからさまに
言えば良いというというものではありません。
何でも言い合える夫婦が
うまく行く可能性が大きいことは事実です。
けれどもまた
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とも言います。
例えば 夫が妻に
「顔のシミが目立ってきたね」とか
「この料理美味しくない~!」と言うのは確かなのでしょう。
またいつも夫の欠点や失敗を責め
いら立ちを隠さない妻も裏表がないと言えるのでしょう。
しかし相手の気持ちを考えない正直さというものは
自己中心的であり時に残酷です。
特に自分で変えようとしても
変えることができない点をあげつらうのは
決して良い事ではありません。
頭に浮かんだことを何でも口にしようと決めている夫婦は
せっかく育てた愛の花を自分たちで摘み取ることにもなりかねません。
二人の間に神秘的な要素がなくなって
お互いが最初に感じた魅力を
自分の手で台無しにしてしまいます。
別に夫婦が欺きあうことを進めているのではありません。
そうではなく夫婦は互いに未知の部分を
残しておく方が良いことと
正直の名の元に直接伴侶に感情をぶちまけるのではなく
少し頭を冷やす必要が時としてあると言いたいのです。
(家族のために P14,15)