お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2019.06.24
先週は帯広に病院のお見舞いと
高体連の陸上競技の予選を見に行って来ました。
若い高校生が一生懸命に走る姿を
見て頼もしく思いました。
かつてはこの者もあのように走っていた
ことを思うと改めて年を取ることについて考えさせられました。
若い時は自分が高齢者になることなど考えもしませんでした。
前回も記しましたが本当に人生は
特に後半戦に入ると早く過ぎ去るものです。
よくお年寄りによる事件が起こりますが
残された時間に対する焦りというものが
気持ちに余裕を失わせているのではないでしょうか。
さて人生について
①人生にはスタートとゴールがあること
②人生には選択と決断が大切であること
について記しました。
今日は
③人生は途中で生き方を変えることができる
ということです。
先日もNHKで取り上げられていましたが
札幌で活動されている牧師の鈴木さんは元ヤクザでした。
何回かお会いしたことがありますが
かつては博打と麻薬に明け暮れ
抗争グループから命を狙われ逃げ隠れしていた時に
教会にたどり着き回心し
現在千葉と札幌で教会活動をしながら
悩める人 人生に行き詰った人々を
救済するために働いておられます。
本当に柔和なやさしそうな方です。
鈴木牧師は欲と恐れと束縛の人生から
愛と平安と解放の人生へと変えられたのです。
英語で”Born again”という言葉があります。
まさしく”新しく生まれ変わる”ことです。
神様の霊がその人に臨み内側から変えられるのです。
内側から変えられるとその実が
生き方の変化へとなっていくのです。
聖書によりますとその実は
「愛 喜び 平安 寛容 親切 善意 誠実
柔和 自制」(ガラテヤ5:22)と記されています。
今から15年以上前に大通の教会に
Fさんという方が来られていました。
最初にその方と出会ったのが病院の特別な部屋でした。
若き日に札幌に出て来られ理容師として修行をされました。
先輩から酒を覚えさせられやがて
酒なしの人生は考えられなくなりました。
結婚し子供も生まれ店を中央区に持つまでになったのですが
仕事中手が震え始めたのです。
以後20年に20回
飲んでは入院しの人生の繰り返しでした。
途中自殺未遂も何度かありました。
もうどうしようもなくなったときに
教会に来られていた看護師さんを通して
私との出会いがありました。
それ以来その特別な部屋に聖書と聖歌を持参し
二人だけの礼拝がスタートしました。
それからしばらくしてその方はクリスチャンとなり
喜びと感謝と人生に変えられていかれました。
人生はやり直すことができます。
あなたがまだ生きていらっしゃるのであれば。
*教会は昨日24日が献堂9周年の日でした。
この9年間多くの方が教会に来られ
出会うことができましたことを心から感謝いたします。
7月5日には「献堂9周年記念パイプオルガンコンサート」が開催されます。
皆様是非お越しください。