お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2019.12.01
教会もアドベントに入りました。
「待降節」とも言われますが
クリスマスの四週目前から始まりますが
ユース礼拝堂ではローソクを一本灯しました。
来週は二本再来週は三本と増やしていくわけです。
エントランスにはツリーも飾られ
クリスマスソングが流れています。
先週羽田空港を利用しましたが
美しいクリスマスツリーとイルミネーションが点火されていました。
街は一気にクリスマス商戦ですが
イースターにしてもバレンタインにしても
どうも本来の意義を忘れ商業主義に走っているようですね。
ある時「教会でもクリスマスをするんですか」
と尋ねられたことがありますが
今や幼稚園からご老人の施設まで
果てはお寺でもクリスマスをお祝いする所もあると聞きます(笑)。
クリスマスに関してはいくつかの誤解があるようです。
一つは「クリスマスはイエス・キリストの誕生日ではありません。
聖書にはイエス・キリストの生年月日については言及されていませんが
12月25日でないことは確かです。
*私の車の車両ナンバーは1225ですが・・・。
ローマ帝国時代冬至のころに太陽神礼拝が行われていました。
太陽が礼拝の対象であったのです。
冬至といえば一年中で太陽が最も南に寄り
北半球では昼が最も短くなるわけですが
*今年は12月22日です。
その日から段々と太陽の出る時間が長くなるわけですが
当時太陽を礼拝することを拒んだクリスチャンは聖書の言葉にならい
「義の太陽」イエス・キリストの誕生を記念する日と定められていったのです。
実際ヨーロッパに住むと冬の暗さに憂鬱になります。
この日から春に向かって希望をもって
生きていけるように思えます。
イースター(復活祭)も春分と満月の日に関係しており
昔の人は太陽や月や星などを
現代人以上に観察し生活の中に取り入れていたのではないでしょうか。
皆さんは最近夜空を見上げたことがあるでしょうか。
もう一つの誤解はイエス・キリストという
名前は苗字名前と思われていることです。
「イエス」は当時の一般的な男性の名前でした。
ギリシャ語でイェーシュ ヘブル語でイェーシャ
又はヨシュア これは「主(神)は救い」という意味です。
「キリスト」はギリシャ語でクリストス ヘブル語ではメシヤ
「救い主」「油注がれた者」という意味があり「油注がれる」とは
神によって特別な使命に選ばれた者という称号です。
ですからイエス・キリストとは「救い主イエス」ということになります。
人間の持つ罪の問題 死の問題そして
永遠の問題に対する救いをもたらしてくださったのです。
今年はAD2019年ですがこれはラテン語の
アンノ ドミノ (主の年)2019年ということになります。
BC〇〇年と使われますがこれはご存知の通り
キリスト前〇〇年というわけです。
イエス・キリストはおよそ二千年前に誕生されたわけですが
場所は聖書によるとユダヤのベツレヘムでした。
地理上欧州とアフリカとアジアの接点でもあります。
イエス・キリスト著作集といったものはなく弟子たちが記した
新約聖書に33年の生涯の記録が記されているだけです。
12弟子によって宣教が始められました。
イスラエルは我が国の四国くらいの面積ですが
主に徒歩とロバに乗って行動されました。
自家用飛行機もなくインターネットもない時代
馬小屋(洞穴)で誕生し十字架刑で死んだ方
*三日目に復活
が今や全世界に宣べ伝えられ民族を越え
信仰の対象となられています。
Amagingではないでしょうか!