お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2020.01.28
「一切れの乾いたパンがあって
平和であるのは、ごちそうと争いに
満ちた家にまさる。」(箴言17:1)
私がよく結婚式のメッセージの中で
新郎新婦に贈ることばです。
本当に今の社会に大切な言葉だと思います。
今の子供たちの最大の不幸は「平和な家庭」の
良きモデルを経験していないことではないでしょうか。
いつも記していることですが
今から46年前に私は大学に休学届を提出し
北欧デンマークへと旅立ちました。
そこで2年間生活したのですが
ある日曜日、村の教会へ一人で行ってみました。
デンマークでの初めての教会は言葉もよくわからず緊張していたと思います。
礼拝後帰宅しようとしていたところ
一人の老婦人が近づいて来られ優しい微笑と
握手の手を差し伸べてくださいました。
やがて多くのクリスチャンの人たちと出会い
聖書を通して神の愛を知り、信仰を持ち
洗礼を受けました。
*4年後は洗礼50周年になりますので
その教会を訪問したいと祈っています。
その後教会で知り合った農家にホームステイすることとなったのですが
デンマークにしては決して裕福な農家とは言えませんでしたが
仲の良い夫婦と可愛い4人の子供たちと
今まで経験したことのない
平和で楽しい笑いの絶えない毎日を過ごすことができました。
昨年ご主人は1月にその後奥様は3月に
天に召され同じお墓に埋葬されています。
その3年前の夏に訪問しハグして別れたのが
最後になってしまいました。
子供たちもそれぞれ独立し平和な家庭を築いています。
デンマークの農村の平和な家庭で家族と
過ごした時間は私の青春の大切な宝物になっています。