お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2020.02.18
昨年11月に東京へ行きました。
と言っても見物旅行ではなく「再会旅行」でした。
兄夫婦とは5年半ぶりでしたが
小学生の親友・近所の遊び友達とは
実に60年ぶりくらいでした。
幼いころの話をすると時がすぐに経ってしまいます。
懐かしく心躍るひと時でした。
私は1953年に東京の蒲田駅近くで生まれました。
「三丁目の夕日」という映画がありましたが
まさしく私の少年時代の原風景です。
私が5歳くらいの時に父が突然
「晃 どこの幼稚園に入りたいんだね」と尋ねてきました。
5歳くらいの子供がそれに答えることは
難しい事と思いますが
私は立ち上がり何故か左手を差し上げて
「お父ちゃん僕はあっちにある幼稚園に入りたい」
と確信をもって答えたことを今でもはっきりと覚えています。
そして入園後わかったことはそこが教会の運営する幼稚園であり
一方はお寺が運営する幼稚園であったということです。
教会幼稚園で私は初めて礼拝や讃美歌や聖書の話や
お祈りをすることを教わりました。
*腕白坊主で礼拝中よく外に出されましたが・・・。
今回その幼稚園に兄とそれこそ60年ぶりに訪ねました。
突然であったにも関わらず副園長先生が
心優しく園内を案内してくださいました。
丁度クリスマスの降誕劇の練習を園児たちがしており
可愛らしく懐かしく感じました。
当時その幼稚園の入り口に大きな石がおいてあり
そこに
「汝の若き日に汝の造り主を覚えよ」という
聖書の言葉が記されていました。
今日の訳ですと
「あなたの若き日にあなたの創造主を知りなさい」
でしょうか。
「三つ子の魂百まで」という言葉がありますが
本当に幼いころに真に霊的なものに触れたことは
私の人生に大きな影響を与えてくれました。