「恐れるな」

聖書には「恐れるな」という神の言葉が沢山出てきます。

「恐れるな」だけではなく

「わたしはあなたとともにいる」と続くのです。

神が人に対してそう語っているのです。

それだけ人間は恐れ・不安・心配に

心が支配されやすい存在であるということでしょう。

あなたはいかがでしょうか。

その言葉によって励まされ・勇気付けられ

平静になり・平安な心が与えられ

危機的状況から脱出できた人物が聖書には沢山登場します。

北欧には次のような言葉があります。

「北風がバイキングを作った」

私は２年間北欧デンマークのユトランド半島の北部にいましたが

冬の寒さと風の強さには参りました。

日常語でも「寒い！」というより「凍る！」

と人々は言っていました。

バイキングの評価は別として強力な集団に

なった理由の一つは厳しい環境であったわけです。

こんな話もあります。

米国で若い女性が米軍基地で働く夫と

砂漠地帯に行くことになりました。

同行はしたものの、夫は年中留守で

友人はいない、猛烈な暑さ、食べ物は合わないなど

余りにも環境が違う所にやって来て

我慢も限界に達し、一人故郷に帰りたいと

父親に連絡をしたそうです。

まもなく父親から手紙が来て

次のような文面が綴られていたそうです。

「二人の囚人が牢獄の鉄格子から外を眺めた。

一人はぬかんだ地面を眺めた。

一人は明るく輝く星空を見た」

ただそれだけの文章だったそうです。

しかし女性は何かを悟り、今自分が置かれている状況の中で

良い点を探すことにしたそうです。

現地の人に自ら友好的に接していくと、

自分に対しても友好的に接してくれる友人ができ

又砂漠と星空の研究を始め、新しいことを沢山発見し

感動の毎日を送ることができました。

最大の収穫は

「心の中の牢獄から脱け出し

明るく輝く星を発見したこと」だそうです。

現在全世界が大きな試練の中にありますが

必ず脱出の日がやってくると信じます。

「恐れるな、わたしはあなたとともにいる」