PASTOR BLOG 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

2020.10.19

愛すること敬うこと

教会の結婚式で大切な場面は

”口づけ”のシーンではありません。

大切な場面は「誓約」と「結婚宣言」です。

海外では牧師の言う誓約のことばを

新郎新婦が復唱しますが

それは実際なかなか難しいことです。

そこで私たちの教会は、挙式の日までに

「誓約文」を覚えていただき

当日は、講壇前で向かい合い、手を取り合って

誓約していただくスタイルにしています。

勿論、「暗記は無理~」というお二人は

誓約文を読む形でもOKです。

その後、指輪交換、祈り、誓約書署名と

続き、その誓約に基づき、私は両手を上げて、神様と全世界に向かって

お二人が本日夫婦になられたことを宣言するのです。

どのようなスタイルになるかを知りたい方は

教会のユース礼拝堂の牧師室のドアに

貼ってありますのでご覧ください。

教会スタッフが描いてくださいました。

「この絵ください~!」と何人かの方が

コピーし持って帰られました・・・(笑)。

さて誓約に話が戻りますが、誓約の内容が

新郎と新婦では少し違います。

聖書に

「あなたがた(夫たち)も、それぞれ妻を

自分のように愛しなさい。

妻は夫を敬いなさい」(エペソ5:33)

という言葉があります。

これはパウロという人が今から約1950年前に

書いた手紙の1節です。

我が国は弥生時代ですね。

パウロは夫と妻のあるべき姿を、この時すでに語っているのです。

男性は(私を含めて)結婚後、向かうべきエネルギーが妻や家庭よりも、

自分の仕事(勿論仕事はとても大切ですが)や

趣味に向かう傾向があります。

*ゲームやギャンブルやススキノに向かう人も・・・。

私の知人は休みの日には丁寧に

実にきれいに愛車を磨いています。

奥さんはほっておいて。

一方、女性は結婚後強くなり(失礼!)

生活していく中で、あれだけ良く見えていた

夫の短所、欠点、自分とのライフスタイルとの

違いが大きく見えてくる傾向があります。

「なんで脱いだ靴下をそのままにしているの~」

「なんで歯磨きのチューブをこんな形にたたむの~」

*我が家の実例

ついつい愚痴を並べたくなる傾向が、一般的にあります。

それぞれに弱さがあるのですから

夫に対しては

「愛しなさい、大切にしなさい。

時間を共有し、共に楽しみなさい」

妻に対しては

「敬う心、尊敬心を忘れてはいけませんよ」

と勧めているのです。

心から愛すれば、当然敬うし

敬って接するならば、益々愛するのです。

男性は私を含めて、単純ですから・・・。