お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ
2021.09.27
敵を赦すのは実に難しいことです。
その敵が自分の親の場合は、なおさらです。
子どもの頃に受けた心の傷は
往々にして一生残ります。
さらに加害者が自分の親なら
その痛みは計りしれません。
あなたの母親は
愛を求めていたあなたを拒んで
心を痛みつけたかもしれません。
父親が酒におぼれ
暴力をふるう人だったかもしれません。
2,30年たって成人した後も
心に親への怒りが渦巻いている人が
けっこう多いのです。
親への怒りを何とか
したいのですがうまく行きません。
それは「赦す」という唯一の解決法を
なかなか受け入れないからです。
しかし親を赦せない人たち
親を憎んで当然だと思っている当人こそが
実は一番苦しんでいるのです。
そして解決されずに心に溜まった怒りは
触れるものすべてを破壊していきます。
ですから、ある心理学者はこう言っているのです。
「赦すということは相手に復讐する権利を
放棄することだ」と。
自分を傷つけた人を赦せる程に成熟できた時こそ
自分自身の心の傷が癒され始める時なのです。
・「家族のために」
ファミリーフォーカスジャパンの
許可を得て掲載。
・牧師のインスタグラム
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